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最良の治療を受けるために
 口唇口蓋形成不全の子供を出産して、親として一番思うことは、『最良の治療を受けさせ、一日も早く治してあげたい』ということでしょう。しかし、情報が得られるのは、出産した病院や保健師さんからがほとんどで、自分達で子供に合った病院、医師を探すことは容易ではありません。もちろん、産科医院も保健師さんも良い病院と思うから紹介してくださる訳ですが、他の医療機関のことを全く知らないで、初回手術をすませた後に、その手術の結果や医師とのコミュニケーション、通院の利便性など何かに納得がいかず、転院を考える方もおられます。一連の治療は専門の医師間で意志疎通が確立していれば複数の病院で行えばよい。そのためにも、初回手術までに(もしくは、現在かかっている病院で納得がいかないと思ったら早期に)、御両親で納得のいく病院をみつけていただきたいものです。 病院を見つけるためのポイント
住んでいる地域の親の会と連絡を取り相談する。
親戚、友人、知人から医療関係の方を見つけて相談する。
大きな本屋、図書館で形成、口腔外科関係の専門書などを見て、口唇口蓋形成不全治療を専門にしている医師、病院を探す。
治療をまかせる医師を決めるポイント
熱意があり、治療の計画性を持っている医師か?
医師の考えを一方的に押し付けるのではなく、患者の気持ちを理解し、質問に答えてくれるか?
過去、現在において多くの症例を持ち、経験が豊かである。
矯正歯科、耳鼻科、言語治療との連携が取れているか?
希望すればカルテの開示をしてくれる。
自宅から通院が便利である。
 この他にも医師に相談したい要点をまとめて診察を受けたり、いくつかの病院の医師の意見を聞くのも良い方法です。その結果、「この先生なら」と信頼できる医師にお願いしましょう。
  また、何らかの理由で転院を考えられた時は、今までの感謝を伝え、転院を正直にお話しましょう。場合によっては、写真や資料を次の病院へ持っていけることもあります。いずれにせよ、誠意をもって先生と接することが大切です。医師も患者も感情をもつ人間同士です。ちょっとした事で歯車が合わなくなってしまっては、最良の治療は受けられません。私達患者側も、洋服や食べ物は吟味するのですから、医師の選択のために、医療に関心をもち、知識を養い、世界で唯一のわが子の幸せのために、努力していきましょう。
(Reported by 永島恵美子)

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